2010年8月14日土曜日

Ubuntu10.04 on Xen Cloud PlatformにXen Toolsをインストール

UbuntuをXCP上にインストールして使ってみると、100Mbps程度しかスループットが出ない!!
おかしいと思ってethtoolを使って調べてみると、インタフェースが100base-Tまでしか利用できないようになっていた。さらに調べてみると、Xen Toolsが入っていないため、PV(para-virtualization)ドライバが入っていないのが原因のよう。そこで、早速以下のURLを参照してXen Toolsをインストール。

http://community.citrix.com/display/ocb/2008/07/02/Installing+Ubuntu+on+XenServer

1.まずゲスト環境(domU)にlinux-image-virtualをインストール

sudo aptitude install linux-image-virtual


2.仮想マシンのIDを調べる。

xe vm-list name-label=Ubuntu params=uuid --minimal


3.仮想マシンに対して、HVMブートフラグの削除と、pygrubを使ってブートするように変更

xe vm-param-set uuid=UUID HVM-boot-policy=
xe vm-param-set uuid=UUID PV-bootloader=pygrub


4.コンソールの設定をする。

xe vm-param-set uuid= PV-args="console=tty0 xencons=tty"


5.仮想ディスクをブート可能に変更する。

xe vm-disk-list uuid=UUID

このコマンドにより、VBDのUUIDを取得する。

xe vbd-param-set uuid=UUID bootable=true

この際、CDドライブ等がすでに存在している場合、複数のVBDがbootableのため起動できないというエラーが出るため、CDドライブのbootableをfalseにする必要がある。

6.仮想マシンを起動し、xen toolsをインストールする。Xen ToolsはOpenXenManagerを使ってCDを認識させ、その中にあるdebファイルからインストールする。

sudo dpkg -i xe-guest-utilities_0.5.0-579_amd64.deb



これにより、仮想マシンから900Mbps以上のスループットが確認された。
ただし、XCP0.1.1ではうまくいかない模様。XCP0.5でのみ確認。

(2011年2月15日追記)
別環境でUbuntu10.04条にXen Toolsをインストールしたところ、上記のままでは起動時にBlank Screenとなってしまい、コンソールから制御ができなかった。
こちらを参考に、consoleの設定を、

xe vm-param-set uuid= PV-args="console=hvc0 xencons=hvc"

とし、/etc/init/hvc0.confを追加したところ正常に動作した。

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