Android4.4 (KitKat)は、RAMが512MBでも動くようにメモリのスリム化が図られている。初代Kindle FireもRAMが512MBであるため、Android4.2にした後のモッサリ感が否めない。
Hashcode氏がAndroid4.4(CyanogenMod11)を初代Kindle Fireにポーティングしてくれているため、早速インストールしてみた。インストールの方法はHashcode氏が公開している
サイトを参考に実施した。
まず、Android4.4をインストールするためには、TWRPを最新(2.6.3.1)にする必要がある。最新版をPCにダウンロード。
http://techerrata.com/file/twrp2/blaze/openrecovery-twrp-2.6.3.1-otter.img
次に、adbコマンドにより、Kindle Fireデバイスに入る。adbコマンドが実行できない場合、正しいドライバがインストールされていない場合があるので、
こちらからドライバをダウンロードしてインストールすればよい。
$ adb shell
# su
# idme bootmode 4002
# reboot
再起動後、ダウンロードしたTWRPをインストールする。
fastboot -i 0x1949 flash recovery openrecovery-twrp-2.6.3.1-otter.img
インストールしたTWRPを用いて、System領域をWipeする。
次に、Android4.4をPCにダウンロードする。同時にGoogle関連のアプリのファイルもダウンロードしておく。それぞれのダウンロード元は以下のとおり。
- Android4.4: http://download.cyanogenmod.org/?device=otter
- GApp: http://d-h.st/mDt
それぞれのファイルをadb pushによりKindle Fireに保存しておく。
TWRPからそれぞれのファイルをインストールすれば、Android4.4化は完了である。
Android4.4化したKindle Fireを使ってみると、Android4.2のときに感じられたモッサリ感はほぼなくなった。少々ボタンを押したのに反応してくれないときがあるが、使えないほどではない。メモリの空き容量についても、Android4.2のときと同じアプリをインストールしている状況でも、30~40MB程度常時余裕が出ている感じがしている。
Kindle Fireを使ってAndroid化している人であれば、Android4.4にする価値はある。
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