2013年12月8日日曜日

初代Kindle FireをAndroid4.4化

Android4.4 (KitKat)は、RAMが512MBでも動くようにメモリのスリム化が図られている。初代Kindle FireもRAMが512MBであるため、Android4.2にした後のモッサリ感が否めない。 Hashcode氏がAndroid4.4(CyanogenMod11)を初代Kindle Fireにポーティングしてくれているため、早速インストールしてみた。インストールの方法はHashcode氏が公開しているサイトを参考に実施した。

まず、Android4.4をインストールするためには、TWRPを最新(2.6.3.1)にする必要がある。最新版をPCにダウンロード。 http://techerrata.com/file/twrp2/blaze/openrecovery-twrp-2.6.3.1-otter.img 次に、adbコマンドにより、Kindle Fireデバイスに入る。adbコマンドが実行できない場合、正しいドライバがインストールされていない場合があるので、こちらからドライバをダウンロードしてインストールすればよい。

$ adb shell
# su
# idme bootmode 4002
# reboot
再起動後、ダウンロードしたTWRPをインストールする。
fastboot -i 0x1949 flash recovery openrecovery-twrp-2.6.3.1-otter.img
インストールしたTWRPを用いて、System領域をWipeする。

次に、Android4.4をPCにダウンロードする。同時にGoogle関連のアプリのファイルもダウンロードしておく。それぞれのダウンロード元は以下のとおり。

  • Android4.4: http://download.cyanogenmod.org/?device=otter
  • GApp: http://d-h.st/mDt
それぞれのファイルをadb pushによりKindle Fireに保存しておく。 TWRPからそれぞれのファイルをインストールすれば、Android4.4化は完了である。

Android4.4化したKindle Fireを使ってみると、Android4.2のときに感じられたモッサリ感はほぼなくなった。少々ボタンを押したのに反応してくれないときがあるが、使えないほどではない。メモリの空き容量についても、Android4.2のときと同じアプリをインストールしている状況でも、30~40MB程度常時余裕が出ている感じがしている。 Kindle Fireを使ってAndroid化している人であれば、Android4.4にする価値はある。

2013年9月23日月曜日

AndroidでWebやメールを印刷

パソコンではWebやメールを印刷するのは簡単だが、Androidで印刷しようとすると一筋縄にはいかない。 画像やPDFであれば、プリンタメーカーのプリンタアプリ(Epson iPrint, Canon Easy-PhotoPrint, HP ePrint等)や、コンビニのプリンタアプリ(セブンイレブンローソン、ファミマ)を利用して印刷できるが、Webサイトやメールはそのまま印刷することができない。

そこで、Google Cloud Printを用いて、WebサイトやメールをAndroidから印刷する方法をまとめてみた。
事前準備として、Android端末にGoogle Cloud PrintChromeをインストールする。

Webサイト

Webサイトを印刷する場合、ブラウザから「共有」を選択し、Google Cloud Printを選択すればよい。

その後、GoogleドライブやAndroid端末を出力先として選択すれば、PDFで保存される。

Android端末を選択した場合、Chromeで保存されたファイルを開くことができる。

あとはプリンタアプリを使って印刷すればよい。

ここで注意点としては、現在見ている状態でそのまま出力されるのではないということ。 Google Cloud Print側で別途Webサイトにアクセスし、その結果をPDF化しているため、表示しているWebサイトとPDF化されたサイトが一致しない。たとえば、ユーザエージェントを表示するWebサイトをPDF化してみると、以下のとおりユーザエージェントがGoogle Cloud Printのものになって出力される。

そのため、ログインしないとみれないWebサイトやショッピングサイトの買い物カゴのようなものはPDF化できない。

メール(Gmail)

上記の方法では一般的なWebサイトしかPDF化できないため、ホテルの予約情報等を印刷することはできない。 Gmailの場合、Androidアプリではなく、WebブラウザからGmailのサイトにアクセスすることで、メールを印刷することができる。 Gmailのサイトで印刷したいメールを開き、上部にある三角印を押すとメニューが表示される。その中の印刷を選択するとWeb版のGoogle Cloud Printが表示され、メールをAndroid端末上でPDF化することができる。

メール(キャリアメール)

キャリアが提供するメールアプリでも、Webサイト同様に「共有」を選択することによりPDF化することができた。 auの場合、メールをテキストとして送信してPDFにしているようである。

2013年3月31日日曜日

Android 4.2 (kindle fire)でOpenVPN

以前手元の初代Kindle FireをAndroid 4.2化した。(参考:初代Kindle FireをAndroid 4.2化
今回、そのAndroid 4.2上で最近公開されたOpenVPNの公式クライアントをインストールしてみた。Googleで調べてみたところ、普通にインストールすればすぐ使えるように書いていたので、早速実行。すると、"tun.koがない"というエラーが。ConnectBotでtun.koというファイルを探して、以下のとおりコマンドを実行。
# su
# cd /system/lib/modules
# insmod tun.ko
ちなみに、最初にsuでroot化する必要があるため、当然root化できるようになっていないといけない。
これで再度OpenVPNを実行したところ、無事接続され、VPN通信ができることも確認できた。

2013年3月6日水曜日

Kindle Fireでキーボード

先日Kindle FireにAndroid 4.2をインストールした。 これまで使ってみたかったChromeもインストール。
さらに、Android 4.xでは、USBホスト機能に対応しているとのことなので、早速microUSBのキーボードを購入。

7インチ専用タブレットキーボード付ケース&サイズ調整機能付 アンドロイドタブレット

Kindle Fireもすっぽりとはまり、いい感じ。
しかし、いくつか難点あり。
  • アプリによってキーマッピングが異なること。
  • キーボード入力に移行しない場合が多いこと。(タッチしてキーボード入力に変更しないといけない。)
  • 日本語変換は対応しているが、日本語入力に移行しない場合が多いこと。
  • Acerのように、当初からキーボードと一緒になっているAndroid端末も出てきており、今後キーボードを使うケースも増えてくると思われるため、このあたりがこなれてくるとうれしい。

    ついでにACアダプタも購入。

    Amazon Kindle PowerFast急速充電器

    初代Kindle FireにはACアダプタが付属しているが、ケーブルが一体型のため持ち運びに不便なのが課題。 一般的に売られているUSBのACアダプタは、出力が1Aのものが多く、Kindle FireのACアダプタの出力(1.8A)と比べて、充電時間が長くなってしまう。 ということで、初代と同様1.8Aの出力を持つ2代目Kindle FireのACアダプタは、USBケーブルが分離されており、コンセントの部分も収納できるため最適!

    2013年3月4日月曜日

    初代Kindle FireをAndroid 4.2化

    手元にある初代Kindle Fireだが、そろそろKindleとして利用するのに飽きてきたので、以下のサイトを参考にAndroid 4.2に変更した。
    http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2041694

    若干もっさりした動作であるものの、きちんと動作している。 KindleアプリやAmazon MP3アプリもAndroid上に存在しているため、あえてKindle Fireをそのまま使う理由はないかも。 当初Kindle Fire独自ブラウザであるSilkに期待していたが、さほどパフォーマンスの違いを体感できず。
    Kindle Fire搭載のブラウザ「Amazon Silk」は、クラウドとデバイスで分散処理を行う革新的なブラウザ